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ビンテージランタンのレストア作業をご紹介します。
ランタンは 磨けば見た目だけは驚くほどキレイになるのですが、そこが落とし穴です。一見キレイでも中身はたいてい錆やタール、ゴミなどが発生しています。
当店では何項目ものチェックを行い、調子の悪い箇所は徹底的に原因究明して機関のレストアを行っています。






分解・洗浄・チェック
まずはバルブAssyを除くパーツを
全て分解し、状態をチェックしながら洗浄作業を行います。状態によりバルブAssyの分解も行います。


ポンプ周りメンテナンス
再生不可のポンプカップは迷わず新品に交換します。 エアーステムは表面研磨します。チェックバルブは専用工具で外します。この際、強固な物もありますのでネジ山を破壊しないように注意。


チェックバルブ洗浄
ポンピングの逆止弁です。このパーツはジェネレーターよりデリケートな部品だと思います。錆、タール、劣化したリュブリカントの除去を行い、圧縮を保持できるようにします。



ジェネレーター点検・洗浄
ダメな物は迷わず新品ジェネレーターに交換していますが、焼き付が無ければガスチップ洗浄、ニードルのタール除去、ジェネレータ内部(スプリング・スリーブ)の徹底洗浄により復活します。


バルブ分解・洗浄
点火不良のランタンは、バルブASSYを分解します。たいてい左側の例のような汚れたフューエルチューブが出てきます。 付着した錆・タールを除去し、念入りに洗浄します。


タンクキャップ周り洗浄
キャップのガスケット(パッキン)も劣化している物が多く、圧縮の上がらない一つの原因です。給油口の錆や付着物も除去し、しっかりとパッキンに密着するようにします。



タンク内点検・洗浄
まずはタンクに豆電球を入れて中を見渡します。次に、ホワイトガソリンでシェイクし、タンク内の汚れ具合を確認をします。錆が出てくる場合は、タンクの防錆処理を行います。


タンク劣化コート除去
防錆のために元々コーティングが塗布されている高年式モデルは、コートの下に錆が出ている場合とても厄介です。溶剤に漬け込みボルト等で攪拌し劣化したコーティングを除去します。


タンク内防錆処理
中性の防錆剤を使用し、タンク内の錆除去と防錆皮膜を作ります。タンク内の錆取りは、酸性ラストリムーバーやサンポールなどの使用はもっての他ですよ。あっという間に新たな錆を呼びます。



導通・点火テスト
別フレームにて点火テスト15分〜30分燃焼テストを行います。圧縮保持がしっかりと出来るか、燃焼の持続性などチェックしていきます。


ポリッシュ作業
レストアしていて一番楽しい作業です。あらゆるパーツをポリッシュしていきます。タンクはWAX掛けしグローブやハットも洗浄します。


組み上げ
適正なトルクでパーツを組み上げて行きます。完成したら次のオーナーの手に渡るまで、乾燥した場所に大切に保管します。


このような手順を経て、レストア作業を行っております。
フィールドでガンガン使えるように、この先もずっとひかり続けるために。

磨き作業の楽しさって、ちょっとわかる気しませんか?
ランタンに限らずレストアは楽しい物です。店長は日常使用で50年代の自動車に乗っています。ランタンレストアにも旧い自動車やバイクのレストアに通じる物があり、培った技術や機材を惜しみなく投入しております。



オールドランタンのオーナーになったなら、あなたもじっくり自分のランタンを育ててやってください。



◆バースデーランタンをお探しの方はお問合わせフォームよりご連絡下さい。


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